最近

気持ちが落ち着いてきたので近況を書く 前に提出していた論文の修正が本格的に始まった 実験も並行しているので、なかなかまとまった時間を取れなかったのだけれど、来週から実験をストップして校正に時間を割くつもりだ 今月中には投稿したい 英語が苦手で書きにくいというよりも、文章の構成に難しさを感じる 僕のドラフトの文章は、やけに助長的な部分があったり、かと思えば説明不足だったりすることが多いようだ 真っ直ぐかつ肉付きの良い文章はすぐに書けるようになるもんではないけれど、意識しながら書くことが大事なようだ

 

周りは6月の航海の準備が進んでいる 航海には毎回参加していたけれど、今回僕は初めて参加しない お留守番だ そのかわり後輩が参加する 彼はしっかり者なので安心だ チームワークという点では僕よりもしっかり仕事が進むだろう

特に教えなくても率先して動いてくれるので日々助かっている 良い経験になるといい

 

僕はというと、前に来年以降雇えないことを伝えられてからずっともやもやしている

6月は実験に充てる 7月はフランスに行く そのあともう一本論文を書いて、今年の暮れに博士論文の審査を受ける そのあと数年はここで今の研究を続ける と思っていた そう言われていたし、そのための準備もしてきた でも実際は違ったようで、来年以降ここを出ていかないといけないみたいだ これからどんどん研究を拡大していこうと思っていた矢先だったので、とんでもなくびっくりした 僕の新しい受け入れ先を紹介されたけれど、やれる研究は全く畑違いなようだ でも伝統ある研究で、ぜひ受け継いでほしいと思っているとのことだった 実は前々から僕のことを気にかけてくれていたらしい

研究が大きくなり、複雑化して後輩にも受け継がせることができず、PIにでもならないかぎり僕の研究は継続が難しいそうだ この尖った研究をずっとやってきて、最近やっと芽が出てきて、やれるもんならやってみろと思っていたら本当に僕以外誰にもできなくなってしまった 嬉しいのか悲しいのか

よくよく考えたら、研究室に残れる人なんてほんのひとにぎりで、ほとんどは違うところで違ったテーマの研究をするし、そう考えると修了後の進路を人に頼りまくっていた僕はかなり甘ちゃんだったのかもしれない

とにかく問題は今の研究を一旦中断する可能性があるってことだ これを予期していなかったことが恥ずかしい 同期全員に折檻されるレベルだ 今はもやもやしながら他の受け入れ先を探している でも多難な世の中で研究で生きていくなら、提案されている受け入れ先に行くのも実のところ良い選択なのかもしれないと思ったりしている いつか今の業界に帰ってきてかならずもういちど僕の研究を再開するぞという気持ちがあれば なんだかやっていける気もする わからない いつも将来の選択がうやむやだ 甘ちゃんなので

 

今年は今の研究をしっかり形にして世の中に発信することを目標にする ということでいま僕の気持ちは落ち着いている

 

新しいことにチャレンジすることが僕は好きだったな などと思いながら日々過ごしている

 

文章が長くなった

がんばるぞ