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割と大きなシンポジウムで発表した ずっと緊張していて 僕しか話をしない時間に僕が耐えられるはずがないと思っていた たくさんの人の前で発表するのは一年ぶりだった 前夜から発表直前まで編集した資料で発表に臨んで あまりよく話せていないなと思いながら発表した 時間が押してたので発表時間内での聴講者からの質問やコメントは少なくて 質問にもうまく応えられず、あーあと思っていた そのあとに他の人の発表もあったけれどほとんど自分の終わった発表のことで頭がいっぱいだった 良い研究がたくさんあったはずだけれど覚えていない セッションが終わって皆が僕のことをどうおもっているんだろうということをずっと考えていた 誰とも話したくないなと思っていたけれど たくさんの人が僕のところに来てくれて もっと話を聞きたいとかこうしたら良いとか 色んなフィードバックをくれた 本当に本当に嬉しくて 皆さん自分の発表があるのに 最前線で活躍する方々の余裕はとても凄いと思った 特に僕の研究がマニアックすぎるという意見がたくさんもらえて嬉しかった 皆さんと話す中で自分の知識のなさが露呈することは仕方ないことなのかもしれないけれど 精一杯意見を交換して 明日からまた頑張ろうと思えた 僕の研究は世界で僕しかやっていないはずなのに 発表したこと以外に僕が考えていること その背景だったり課題だったりを理解してくれていて その話をできたのが嬉しかったし ここまで話についてきてくれる人がいるのか とも思った みんな底なしだ 尖った内容で 人とは違った視点で活動すること それを長く続けることは容易ではないけれど このひとたちを納得させることができたら それこそ日々の思索、苦悩、葛藤の答えになるんじゃないかと思った

自分を理解することは自分以外を理解することに等しいというのは 前から思っていたけれどやっぱりそうなのかもしれない こういう人間になりたいという希望はあまり強く持っていないけれど しっかりした基盤があってこその人間活動だと思う 精確さは性格だ わからないことだらけだけれど 自分ひとりでやれることは精一杯やって 新しい考えとか発見とか 突き詰めていけたら良いと思う 少なくとも何かに没頭することはいいことだな あー 楽しかったな